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12V化 Ⅲ 投稿者：buratto28号 投稿日：10月 7日(土)08時36分23秒

ホンダの併用コイルから出てる出力線は、黄色と白の２本です。発電機から黄色と白が出ているバイクのレギュレートレクチファイヤーで有れば流用出来ます。ヤマハで有れば黄二赤と白、スズキは黄二白と白二赤線が出ていれば併用コイルです。（注：ヤマハやスズキは、ホンダほど厳密に配線色が決まって無いように思いますので、確認が必要です）同じ併用コイル用レギュレートレクチファイヤーなので簡単に流用出来そうですが、TLM50の配線は他車と違いますので、配線の改造をしなければなりません。0.75sq（電線の太さ）の黄色線と緑線が少し必要です。黄色線は発電機からの黄色線から分岐し、レギュレートレクチファイヤーまで引いて下さい。緑線はタンク下のレジスターを取り去った後のギボシのメス端子と接続し、アース位置にアースします。レギュレートレクチファイヤーへの接続は以下の通りです。後ろ側から見た位置です。ホンダレギュレートレクチファイヤー赤黄白緑二白ヤマハスズキレギュレートレクチファイヤー緑二白白黄赤ジョグやセピア等の横一列のものも使えます。黄緑二白白赤 TLM50のレギュレートレクチファイヤーに接続されてる黒線は使いません。ホンダの黒線は直流プラスが流れていますので、車体に端子が触れると危険です。必ず絶縁して下さい。これで12V流れます。バッテリーとウィンカーリレーを12Vに交換して下さい。リレーの容量は12V10W×10W+3.4Wのものです。モンキーやカブで使われている筈です。電球も全て12Vのものに交換。ホーンはそのまま使用出来ます。 TLM50のバッテリーケースに12Vバッテリーは入らないと思います。バッテリーの替わりに電解コンデンサーを接続しても構いません。耐電圧20V以上2200μファラド～10000μファラド位で充分です。いわゆるバッテリーレスですが、バッテリーレスでモンキーやカブのリレーでは、アイドリング時の低電圧では点滅出来ない場合が有ります。解決するには、TLM200/220やCRM50/80の様に交互点滅にしなければなりません。この改造は、日を改めて書く予定です。これらの改造は正しく接続されなければなりません。接続される部品や端子に合った圧着端子を正しい圧着工具で圧着し、確実に接続して下さい。いい加減な作業や間違った作業をした場合発火する恐れも有ります。

12V化 Ⅱ 投稿者：buratto28号 投稿日：10月 7日(土)07時20分26秒

発電機は、固定されたコイルの外側（または内側）をフライホイールに固定された永久磁石が横切った時に電力が発生します。したがってアイドリング等の低回転域では電圧は低く、（概ね8V程でしょうか）回転が上がると共に電圧が上がり30V以上になります。このまま回路に流すと、あっと言う間に球切れを起こしますので、電圧を制御しなければなりません。電圧を制御する部品をレギュレーターと言います。 TLM200や220の直流を必要としないバイク（バッテリーレスでファンやセルモーター等の直流を必要とする部品が付いて無い）は、ACレギュレーター機能のみの交流回路です。一般的なバッテリー搭載車用に、レギュレーターに整流の機能を追加したものを、レギュレートレクチファイヤーと言います。バッテリーの充電は直流しか出来ませんからね。

12V化 投稿者：buratto28号 投稿日：10月 6日(金)23時43分54秒

発電機の違いでレギュレートレクチファイヤーのタイプが替わりますので、発電機（コイル）がどのタイプなのかを、最初に調べなければなりません。｢ホンダであれば配線図にコイルが書いて有りますので、（古いヤマハやスズキ車は書いてません）直に判ります。｣一部を除いて、現在のモーターサイクルはACジェネレーター（交流発電機）が使われています。出力方式が２種類有り、単相出力式と三相出力式です。単相出力式は小型軽量にできるため、電気負荷の小さい小排気量車に使われ、三相出力式は出力が大きく中型～大型に使われています。したがって、TLM50を始めほとんどの原付は単相出力式です。この単相出力式の整流方式にも２種類有ります。交流の波の半分を整流する半波整流と、全てを整流する全波整流です。これは発電コイルの片方がアースされているかいないかの違いで、当然整流器が違います。全波整流用の発電コイルは両端から出力線が出てますが、半波整流用の発電コイルは片方をアースして有り、出力線は片側だけになります。この半波整流用のコイルの途中から、ランプ用の出力線を出したコイルが併用コイルと言われるコイルで、一つのコイルから充電用とランプ用が出てる一般的なコイルです。ほとんどの50cc～125ccがこの併用コイルですので、ホンダだけではなくヤマハやスズキのレギュレートレクチファイヤーも流用できます。