点火方式と
.
イグニッション.
コイル
t

ポイント点火
①マグネット式ポイント点火 モンキーやCB50等、旧車の多くはこの方式

発電機内の、エキサイタコイル(点火用発電コイル)で発電した電力で点火します。
発電された電気がそのままイグニッションコイルに流れており、エンジンの回転数に
よって電圧が変動していますので、イグニッションコイルに6V、12Vの区別は有り
せん。
また、点火系が独立していますので、バッテリーを取り外してもエンジンが始動でき
走行する事も可能です。

右の画像はモンキーのイグニッションコイルで 「AC6V」 と表記されていますが、
際はキックした時点でAC7~8ボルト。 始動すると数十ボルトから数百ボルトに
なっ
ていると思われます。
6V電装の車輛に使うために、便宜上AC6Vと表記されているのでしょう。


②バッテリー式ポイント点火 CB90/CL90/CB125S/マイティダックス等

こちらは読んで字の如しで、点火用の電力をバッテリーから供給します。したがって
バッテリーを取り外したり、充電が不十分で有ればエンジンの始動が出来ません。
イグニッションコイルは、バッテリーが電源と言う事で、6V電装用(DC6V)と
12V電
装用(DC12V)の2種類が有ります。
※バッテリー式ポイント点火の6V車を12V化した場合、イグニッションコイルがDC.
6Vのままではエンジンが回りません。

CDI点火
①マグネット式CDI点火 NSR50/12Vモンキー/TLM200等原付から中型車

発電機内の、エキサイタコイル(点火用発電コイル)で発電した電力で点火します。
発電された電気がそのままCDIに流れており、エンジンの回転数により電圧が変動
しています。
点火系が独立しており、電装やバッテリーとは関係有りませんのでバッテリーを取り
外しても始動・走行が出来ます。
イグニッションコイルはCDI用で有れば良く、デジタル点火で使われているイグニッ
ョンコイルも使用できます。


②DC-CDI点火(バッテリー式CDI点火) Dio/キャビーナ等

この方式はバッテリーを電源としたCDI点火です。ユニット内部に昇圧/発振回路が
有り、バッテリー電圧を約220ボルトに昇圧しています。その他は通常のCDI点火方
式と同じで、イグニッションコイルも共通です。
※バッテリーを電源としていますので、バッテリーを取り外したり、バッテリー
良の場合は始動・走行はできません。 また、比較的新しい方式のため、12V
バッテリー用しか存在しないと思われます。

HRC レース用イグニッションコイル 部品番号:30500-NX4-003

CR80/RS125/RTL250等に使われている、レース用のイグニッションコイルです。
火花が強く、一般車に取り付けた場合、20番ほどメインジェットを上げなければな
らなくなります。




HONDA 配線色の役目

充電/点灯用発電コイルの種類と制御

原付きバイクの電装


戻る

inserted by FC2 system