5月5日 旧東海道を、ぶらっと・・・

いつも通り山科から小関峠を越え、旧東海道へ入る。出発から
15分程で小舟入の常夜灯(大津市中央4丁目)に到着。
今ではすっかり街中ですが、江戸時代には船着場があり、対岸
の矢橋とを結、湖上交通の拠点として賑わっていたそうです。
聞くところによると、この早くて便利な湖上ルートは、比叡お
ろしの突風など結構危険だった様で、急がば周れ瀬田の唐橋と
言われ、我々が良く使う『急がば周れ』はここからきてるんだ
そうです。
もちろん私も瀬田の唐橋を渡ります。唐橋を渡り、建部大社を
過ぎ右折、瀬田駅近くで旧東海道を見失う。いつものパターン
です。国道1号を琵琶湖側に越えてしまい、あらぬ方向へ向か
っている模様、見当を付け右折、もう一度国道1号線を山側に
渡り、しばらく走ると有りました、お懐かしや旧東海道様。も
う迷いません。草津の宿までまっしぐら。
ここは素晴らしい!
733年 紫香楽宮の鬼門鎮護のために造られ、1549年に火
災で全山焼失。徳川家康の援助により再興するも、かつての力
は無く、1705年 門跡寺院山科毘沙門堂の末寺になりました。
ご存知、草津の本陣跡で記念撮影。こう言う場所を走るのには、
CD50がピッタリですねぇ。何の違和感も無く、風景に溶け
込んでいます。ハーレーやトライアル車ではこうは行きません。
目立ち過ぎます。

話は変わりますが、大名行列って『下〜
に〜、下〜に〜』って言いながら、街道
全部を練り歩いてた様に思ってたんです
が、違うんですねぇ。 宿の入口で整列し
て、宿の中だけ行進してたみたいです。
考えれば当たり前か・・・
本陣から10m程で、みぎ東海道、ひだ
り中仙道の立派な燈篭が在り右折します。
古い町並みが途切れ左折。天井川を渡り
石部の宿を目指しまっしぐら。
草津の宿

旧和中散本舗
まっしぐらに走ってはいるんですが・・・ちょっと休憩。
ちょうど草津の宿と石部の宿の中間で、間宿(あいのしゅく)
として栄えていたこの場所で、和中散という道中薬を売ってい
た店です。建物が国の重要文化財、全体が国の史跡指定を受け
てます。
窓?が開いてますが、覗いてみると理由がわかります。たくさ
んのツバメの巣が有り、巣の下の畳の上には新聞紙。なんかい
い感じです。昭和30年代の田舎を思い出します。間もなく、
ヒナたちで賑やかになる事でしょう。
平松のウツクシマツ

石部に宿場町を再現した所があるとの事で、出掛けて来たので
すが、思ってたものでは無かった。町並みがきれいに整備され
たり、案内看板が出来たり・・・いいんですが、ちょっと違い
ます。
石部のコンビニで、弁当と泡立つお茶を買って、ウツクシマツ
のベンチでの昼食となりました。
ここの松は変わってます。写真で分かる通り、根元からいくつ
もの分かれた枝が伸びてます。天然記念物だそうです。
天気も良く、松林のベンチで飲む泡立つお茶も旨く、渡る風も
心地良く、なかなかのランチでした。お勧めの場所です。

金勝寺

今回ご一緒して頂いたkawaさんのモンキー88ccと私のCD
なんちゃって72ccの雄姿です。金勝寺の駐車場にて。

今日はいいツーリングでした。またお願いします。
帰りは、石部まで戻り左折。栗東トレセンの南側から林道に入
る。20数年前に走った林道なんですが、すっかり様子が変わ
っている。舗装され、途中から違う所を走ってるような。
しかし、素晴らしい道です。コーナーを曲がる度、グングン高
度が上がる。切り開かれた道路沿いに、巨岩が景色をつくり、
眼下にはチラチラと栗東の街並みが見える。 たどり着いた頂
上には馬頭観音が在り、その駐車場からのパノラマは最高で
す。また、二度三度と足を運びたくなります。

ここから少し下がった所に、金勝寺が在ります。
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