TLM50を
.12Vバッテリーレス.
にする
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《必要な部品》
●250型4極カプラー (ホンダ用のみロック無し)
●4φ収縮チューブ (UL 224)
●ギボシ端子 (オス/メス各1)
●0.75sq配線コード (黄) (赤) (緑)
●M6アース端子 (1個)
●12Vウィンカーリレー
●12Vレギュレートレクチファイヤー
●電解コンデンサー(20V~50V/2200μf以上)
●0.1μfセラミックコンデンサー
12Vレギュレートレクチファイヤーですが、原付の多くはTLM50と同じく併用コイルを採用してますので、ほとんどの車種の物が流用可能
です。しかし、90年前後のNSR50/80に使用された、Dio(GW0)のレギュレートレクチファイヤーは使用できないようです。
ヘッドライト系は制御されてましたが、バッテリー電圧検知回路が組み込まれているのか、充電系の電気が出てきませんでした。
現在のDio(GAH)用は問題無く使用でき、12VモンキーやNS-1、CD50/90等各車に採用されてます。
また、併用コイル用で有ればホンダ以外のレギュレートレクチファイヤーも使用できます。私のCDはヤマハのJOG用ですし、TLMはJOG
かセピアZZ(不明)の横一列のレギュレートレクチファイヤーを使用してます。

ウィンカーリレーはミツバのスーパーワイドフラッシャー(FR-9H 上の写真のもの)がお勧めなんですが、知り合いからの情報では現在生
産中止のようです。
このリレーは電圧の変動に強く、国内でウィンカーが後付けされるトライアル車や、ハーレーなどにも使用されている優れもので、おまけ
に価格も安くて外車販売店では重宝されていました。再販が待たれます。
と言う事で、仕方なくホンダの原付用を使用して下さい。
モンキーやカブ等の 12.8V 10W(8W)×10W(8W)+3.4W又は1.7Wの表記がしてある物です。
配線を製作します。

写真の様に、4cm程の黄線の片側にギボシのメス端子を圧着し、もう一方
を40cm位の黄線と纏めてオス端子を圧着します。
端子を少し広げなければ、2本の線は入りません。
絶縁スリーブに2本の線を通すのは困難ですのでエーモンから販売されて
いる収縮チューブ(4φ)で絶縁します。
端子に通してライターで軽く炙れば収縮します。

あくまで軽くです。くれぐれも可燃物の近くでは行わないで下さいね。
40cmの線の片方はレギュレートレクチファイヤーに接続しますので、250
型平端子を圧着します。

圧着工具によっては、圧着が不完全で抜けてしまう事もあります。そのよう
な場合、下の写真の様に二つ折りにすれば、しっかり圧着出来ます。
接続します。

解り難くい写真ですみません。
エンジンからの黄線とメインハーネスの接続を外し、製作した配線を割り込
ませています。Wギボシニなってる所が本来は普通のメス端子です。

太い黄色線はアーシングですので関係有りません。
6Vのレギュレートレクチファイヤーを取り外し、12V用に変更します。
Dio(GAH)用のレギュレートレクチファイヤーで有れば問題無いと思います
が、私の様に少し大きいタイプを使う場合、矢印の鉄板のリブが邪魔をする
ので、邪魔な部分のみ金槌で平らにします。


各端子の接続位置です。(後ろから見た位置)
ヤマハ、スズキ車用 (横一列と二列タイプ)
ホンダ車用
この写真には有りませんが、TLM50には黒線がレギュレートレクチファイヤーに接続されてます。黒線は使用しませんので収縮チューブで
完全に絶縁して下さい。黒線には直流のプラスが流れてますので、端子がフレームに接触すると危険ですしランプも点灯しません。
また、緑の位置にはTLM50の緑二白線を接続します。
注:ホンダのレギュレートレクチファイヤーのコネクターは一般品とは異なります。 一般品のロック式コネクターを差し込みますと外すのが大
変になりますので、純正品を流用するかロック無しタイプをご使用下さい。
この写真はCRM50/80のコンデンサーですが、本来はレジスターが付いて
ます。 (どうにも私のTLMは参考になりませんねぇ)

12cm位の緑線を用意して、レジスターを取り外して下さい。
片方にM6のアース端子、片方にギボシのオス端子を圧着します。
この緑線をレジスターを取り外した緑二白線に接続し直接アースします。
バッテリーレスキットを製作します。

CRM50/80のコンデンサーでも良いのですが、余りに高い!ビックリする程
高い!笑ってしまう位高い!
ので、
秋月電子通商で買った電解コンデンサーです。
一個100円。安い!びっくりする程安い!笑ってしまう位安い!
先ず0.1μfセラミックコンデンサーをハンダ付けします。

これはどうしても必要な部品と言う訳では有りません。気休めで付けていま
す。
+に赤線、-に緑線をハンダ付け。
長さはコンデンサーの取り付け位置で変わりますので、任意に決めて下さ
い。バッテリーケースに入れるのであれば、10~15cmも有れば充分です。
収縮チューブで絶縁します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
絶縁チューブ(無ければ収縮チューブでも可)を通して、赤線にメス端子、
緑線にオス端子を圧着。ほぼ完成。
ホットメルトで固定と絶縁をします。
ホットメルトが無ければシリコンシーラント等で固めれば良いでしょう。
・・・
外周には、内装用のスポンジテープを巻いてます。
バッテリー線に接続して、適当な位置にタイラップで固定すれば出来上が
りです。

この写真はTLR200です。
完成です。全ての電球を12V用に交換して下さい。W数は6Vと同じです。。ホーンはそのまま使えます。
注意:配線は正確に絶縁は確実にして下さい。バイクの電気と言えど間違うと出火の危険性が有ります。レギュレートレクチファイヤー本体も含
めアースはしっかり取りましょう。不完全なアースでは電気の逃げ場が無くなり球切れします。

原付(併用コイル)はみな同じですのでこちらもご覧ください。

ああ




HONDA 配線色の役目   充電/点灯用発電コイルの種類と制御


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